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【ふるさと納税の手順】

➀自分の控除限度額を知る
寄付先を探す
寄付を申し込む
書類を返送する
➄返礼品が届くのを待つ

実際にふるさと納税をするにあたって、まず一番にしないといけないのが、自分の控除上限額を知ること。

寄付金控除」が最大限に適用される寄付金の上限額というのは、年収や家族構成、住んでいる地域等によって異なります。
自分の控除上限額を把握しておくことで、自己負担2,000円(※必須)のみでふるさと納税を行うことができ、控除分は、その年の所得税の還付と、翌年度の住民税から差し引かれるという、一番メリットが大きい納税の仕方ができます。

でも、自己負担2,000円というのは何?
どうして2,000円?
という話になるのですが、理由の一つとして、もし2,000円未満の少額の寄付をどんどん受け付けてしまうと、逆に寄付された側の手間の方がかかってしまうから、というのもあるそうです。(他にもあると思いますが、詳しくはわかりません。)
そして、寄付した金額から2,000円を引いた金額控除の対象となるのですが、その額には人それぞれ制限があり、それが上記で説明した「控除の上限額」になります。
ですから、実質的な出費を「2,000円」で収める為にも、上限額を知る必要があるわけですね。

例えば、課税所得が500万円とAさんとDさんの場合、自己負担が2,000円で済む寄付金の上限目安は、、

Aさん
独身
60,000円
Dさん
奥さん(専業主婦)+子ども(16歳未満)1人
40,000円

となり、同じ年収でも家族構成で上限額が大きく変わることがわかります。
又、同じ家族構成でも、奥さんに収入がある場合や、お子さんが16歳以上なのか、19歳以上なのか、等によっても変わってきます。

そういった、家族構成や予想年収を入力するだけで、上限目安がシミュレーションできるサイトもありますので、それを元に動いていくといいと思います。
支払い方法によっては、年末ギリギリまでその年度中で受け付けできる場合もありますので、年収が確定してから駆け込みで処理しても間に合うかもしれませんが、そこから動くとさすがに慌ただしいかと、、


さて、目安金額がわかったら、次は、寄付先探しです
これは人それぞれだと思います。
好きな自治体、応援したい自治体があれば、そこに寄付するのはもちろんのこと、〇〇県の△△はおいしいから、そこに寄付をして、お礼に△△をもらい、また頑張ってもらおう、思えるところがあれば、そこでも良し。
又、まったく知らない地名の自治体だけど、欲しい返礼品があったので、それ目的で寄付をするのでも良いと思います。
今まで知らなかった土地が寄付したことで知っている土地に変わり、テレビ等で紹介されると「あっ!」と思うようになり、愛着が沸き、そして、いつかその土地に遊びに行くかもしれません。
返礼品目当ての寄付でも、その土地とのつながりは「0」では無いと私は思います。

ふるさと納税を受け付けているサイトはたくさんあり、それぞれ取り扱っているものも異なりますので、いくつかサイトを見てみるのも良いと思います。
楽天市場ふるさと納税」「さとふる」「ふるさとチョイス」「ふるぽ」「ふるなび


そして、無事、寄付先が決まりましたら、いよいよ寄付を申し込みます。

ここで関わってくるのが、「ワンストップ特例制度」というものです。

ワンストップ特例制度とは、寄付先が5か所までなら、寄付先の自治体から住んでいる自治体に、控除に必要な情報の連絡が直接行くようになったので、確定申告をする必要がないというもの。

ただ!
これ、注意が必要なのが、医療費控除等で確定申告をする場合は、適応にならず、医療費控除等と合わせて、ふるさと納税の申告もしないといけません。
とはいえ、適応にならない方は、元々確定申告をする予定だった方なので、申告する項目が増えただけ、という感じですね。

でも、医療費控除等の申告をせず、年末調整だけで終わりの方には、この制度、大いにメリットがあると思います。
お買い物するような感覚で寄付をして、必要書類(※以下参照)を返送するだけで、その後のわずらわしい手続きは一切なし。
後は、自治体同士でやり取りしてくれて、所得税の還付金が入ったり、翌年の住民税が減税されるわけですから、こんなに楽なことはないですよね。

そんなわけで、ワンストップ特例制度を受けるのに当てはまる方は、必ず寄付先を5か所までにとどめておきましょう!
※超えると無効になってしまいます。


寄付の手続きが完了すると、最後は書類の返送です。

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自治体から、「寄付金受領(採納)証明書」と「ワンストップ特例申請書」が送られてきますので、申請書に必要事項を記入の上、必要書類と一緒に返送して、終了です。
記入と言っても、殆どの情報が既に記載されていますので、日付や個人番号を書いて☑するくらいの簡単なものです。

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必要な書類は毎回同じですので、免許証やマイナンバーカード等は、多めにコピーを取っておくと、次回申請時が楽になります。

ということで、以上でふるさと納税の手続きは完了
後は、返礼品が送られてくるのを楽しみに待つだけです。


いかがでしたか?
少し長い記事になってしまいましたが、なんとなくでもご理解いただけたでしょうか?

我が家はもっぱら「返礼品」目当てでふるさと納税をしていますが、今まで知らなかった地名でも、寄付することで【第二の故郷】とまではいきませんが、その土地に愛着が湧きますよ♪

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