とうとう屋久島最終日。
3泊したとは言え、結構盛りだくさんな内容だったので、あっという間でした。
最終日も良いお天気です♪
今日もおいしい朝食をいただき、、
名残惜しくはありますが、10時、チェックアウトです。
【海の胡汀路(コテージ)てぃーだ】さんは、ホテルとは違った、アットホームな感じがとっても心地よく、本当に素敵なお宿でした。
オーナーさんの小さなお子さんが、時々、ひょこっと顔を出してくれたりするのも、なんともかわいく、ほっこりしました。
立地面では、「利便性」はあまり良くはないかもしれませんが、程よい田舎感、海も山も感じられるロケーション、そして、都会とは違う、島独特の集落の生活の温かみみたいなものも感じられて、ものすごく心地の良い場所で、このエリアにして本当に良かった、と思える場所でした。
4日間お世話になりました。
さて、帰りの飛行機は17時なので、チェックアウト後も、結構時間があります。
せっかくなので、まだ行っていないエリアに行って、島を一周してみることに。
まずは、【てぃーだ】から約6km、車で約15分弱のところにある【屋久島フルーツガーデン】から。
う~ん、やっぱり看板がわかりづらい!(^^;
とりあえず、【中間ガジュマル(集落にある大きなガジュマルの樹)】の方が大きな看板なので、それを目指して行くとわかるかと。
海沿いの道路から集落に入り、道なりに進んでいくと、小さな橋の向こうに「ガジュマルの樹(=中間ガジュマル)」が見えるのですが、その橋は渡らず、手前を右折します。道中は、観光スポットに行くというより、田舎の集落の細い道を抜け、山や川に遊びに行くようなイメージで進むとちょうど良い感じ。
到着しても、車が一台も停まっていなかったので、まさか休み!?と思いましたが、ちゃんと開いていました。
しかも、年中無休で、朝は8:30から開いているんだそうです!
(※台風などの悪天候時は例外)
今回の屋久島旅行では、行きたいお店が休みで「ついてな~い!」が3回も続いた※ので、ここにきてちょっとビックリ!!
(※詳しくは1日目の旅行記をどうぞ)
でも実は、今日も1つ、通算4回目になる「ついてな~い!」ことがあったんです。
パッションフルーツやタンカン等、屋久島内の素材の味を生かした手作りジェラートがおいしいと評判の【ジェラートそらうみ】
行くなら今日しかなかったのに、その今日が定休日。食べてみたかったな~~(ToT)
さて、受付は中にあるそうなので、早速入ってみます。
なんだか、ジャングルみたい。
受付はこちらの「果実庵」で。
入場料を支払うと、おじさんが、園内を案内してくれました。
マンゴーやバナナ等の王道から、ジャックと豆の木に出てくるみたいなグルグル巻きになった木や、幹がにこちゃんマークみたいな木もありました。
一通り案内が終わると、受付のあった「果樹庵」に戻り、、
南国フルーツの試食ができます。
ドラゴンフルーツ、パッションフルーツは私も初めて食べたのですが、パッションフルーツは、顔がくしゃっとなるくらいすっぱく、ざくざくとした種も不思議な感じ。
ドラゴンフルーツは、固めのメロンのような触感で、やさしい味かな。
こちらの滞在時間は、約30分。
この後、行くと決めていたのは【大川(おおこ)の滝】と【ぷかり堂】くらいで、後は、気になるところがあったら、都度寄ってみるという感じで進んでいきました。
ということで、まず立ち寄ったのは【栗生(くりお)浜海水浴場】
屋久島と言えば、有名なのが「ウミガメ」
5月~7月中旬くらいまでは産卵、その後8月下旬くらいまでは孵化の時期。
夜に行けば孵化が見られるかもしれないとは思っていたのですが、ちょっと面倒だったので、今回はパス。
夜間鑑賞会なども組まれていたりして、一番有名なのは【永田いなか浜】なのですが、【てぃーだ】のオーナーさんのお話だと、こちらの海水浴場でも見られるんだそう。
ボランティアの案内人の方もいらっしゃるみたいです。
とりあえず、車を停め、海の方に行ってみます。
昼間なので、ウミガメはまったく期待していなかったのですが、、、
なんと!!!
バケツの中に、ウミガメの赤ちゃんが!!!
ボランティアのおじさんにお話を聞いてみると、今朝生まれたばかりの赤ちゃんガメで、海に戻れず日中に浜辺にいると、鳥に食べられたり、息絶えてしまったりするので、こうやって毎朝見回りされているんだとか。
保護された赤ちゃんガメは、夕方になったら海に戻してあげるんだそうです。
大事に守られているんですね。
ちなみに、私たちが来る少し前まで親ガメの姿もあったそう。
「触ってみる?」
思いがけぬ、おじさんの言葉にビックリしつつ、こんな機会はまずないので、触らせていただくことに。
娘の手の上に乗る赤ちゃんガメは、まだ甲羅もやわらかく、目はクリックリ。
カメというよりペンギンみたいで、めちゃくちゃかわいかったです。
寄ってみてよかった!
続いて向かった先は、【大川(おおこ)の滝】
駐車場に停められるのは数台のみで、ちょうど行った時に満車になりました。
こちらは、「日本の滝百選」にも選ばれている滝で、落差は九州一の88メートル!
断崖から豪快な水しぶきをあげて滑り落ちる様子は本当にダイナミック!
滝壺の真下まで歩いて行けるのも魅力的です。
確実に水しぶきは浴びますが、夏はそれが気持ち良い!
大迫力で大満足の滝でした。
さて、この時点で時間は11時40分。
更に先に進みます。
滞在中は、道路が海から少し離れていたので、ドライブ中に間近で海を見ることがなかったのですが、このあたりは海が近く、そしてめちゃくちゃキレイ!
海沿いをしばらく進むと、だんだん森が深くなっていき、【西部林道】と呼ばれる道に入ります。
この西部林道は、屋久島で唯一、海岸線から世界自然遺産に指定されている地域で、野生のシカやサルにも会える場所でもあります。
ただ!!!
道幅がめちゃくちゃ狭いのです。
ほぼ一車線ではあるのですが、一方通行ではないので、対向車も来ます。
(※夜間は通行止め)
しかも、山道なのでカーブが多い上、距離も長く、緊張感の中での運転になるので、ドライバーさんはかなり疲れると思います。
多分、抜けるのに30分くらいかかったんじゃないかと、、
ただ、動物との遭遇率は確かに高く、ヤクシカや、、
ヤクザルは何度も遭遇しました。
しかも、道路を普通に歩いていたりするので、見通しの悪いカーブ等は注意が必要です。
林道を抜けると、また海沿いになるのですが、やっぱり海の水がキレイ!
思わず、車を停めてしまいます。
こんな海が近くにあったら言うことないのになぁ、、、
さて、次は【永田いなか浜】
一番有名な、ウミガメスポットです。
こちらでは、観光客の方が増加し、むやみに浜辺を歩き回ることでウミガメの産卵に影響しないよう、5/1~7/31の間の夜間に、観察会を開催されています。
ウミガメの産卵、孵化率は、残念ながら年々減少傾向にあるそうなので、悪影響を及ぼさないように、ルールを守って観賞しないといけませんね。
ちなみに、ここまでの道中はこんな感じ。
特に、西部林道はかなりグネグネ道が続くので、距離以上に時間がかかりました。
時間は、既に12時半過ぎ。
そろそろお昼ご飯といきたいところなのですが、この先しばらくは、ランチを食べられるようなお店はありません。
とりあえず、島で一番栄えている【宮之浦】まで行き、ガイドブックや、【てぃーだ】のオーナーさんにも教えてもらった、【潮騒】というお店を目指します。
今日は定休日では無いことは車中で確認済み。
お店はメインの道路から細い道を中に入ったところにあるのですが、入り口がよくわからず通り過ぎてしまい、その先の港でUターンして、戻ってきたんです。
なのに、、、
なんとまさかの【臨時休業】
チ~ン・・・(´;ω;`)
本日2回目、通算5回目の「ついてな~い!」事件発生です。
お腹が空いているのはもちろんですが、わけあって、実は残り時間があまり無いんです。
自分で調べるのにも限界があるので、思い切って【てぃーだ】さんにヘルプコール!
お休みのことも含め、色々調べていただいた結果、すぐ近くにある【ヒトメクリ】というお店を教えていただき、無事、お昼ご飯にありつけました。
最後の最後までお世話になりました!
店内は大盛況。
ただ、スタッフの方が少ないのか、ここでも料理が出てくるのに結構待ちました。
お昼ご飯の後は、少し戻って、おそらく屋久島で一番大きなお土産屋さんと思われる【屋久島観光センター】に。
子ども達の友達用のお土産を購入し、次の目的地【ぷかり堂】に向かいます。
お店には、屋久杉を使ったブレスレットや小物、おみやげのお菓子等、かわいいものがたくさん置いてあるのですが、、
今回の目的は「買う」のではなく「作る」こと。
というのも、こちらでは、屋久杉と天然石を使ったブレスレットが作れるのです。
それもあったので、残り時間が気になったというわけです。
初日にパパが買った屋久杉ブレスレットを見て、自分へのお土産は、同じようなブレスレットにしようと決めた息子。
娘は最初はその気が無かったのですが、せっかくだし作ったら?と私やパパに薦められ、同じく作ることに。
自分で好きな石を選んで、、
決まったら、それをゴムに通していくだけなので、小さなお子様でも大丈夫。
それぞれ気に入ったものができました。
ちなみに、石によって値段が異なり、決まった価格内に収まる石もあれば、息子の誕生石のように、1玉400円と屋久杉よりも高い石もありますので、選ぶ石によって出来上がりの値段が変わってきます。
さて、時間は15時半。
結構ギリギリになってきました。
でも、まだ大人のお土産や、お菓子類を何一つ買えていません。
なので、もう一度、初日に行った【武田館】さんに行くことに。
こちらも、先ほどの観光センターと同じで、たくさんお土産がおいてあり、お菓子の試食もできます。
しかも、お茶まであって、至れり尽くせり。
中でもおいしかったのは、Mam’s Kitchenの「屋久島永田の塩クッキー」
他のお菓子に比べ個数が少なく、バラマキお菓子にするにはちょっと割高なんですが、それもそのはずで、生地作り、型抜きなど、ほとんどの工程を手作業で行っているんだそうです。
しかも、添加物は一切使っていないので、安心して食べることができます。
とってもおいしくて、カメの形もかわいいので、かなりオススメです♪
初日に対応していただいた、例の敏腕スタッフさんに、教えてもらったリバーカヤックがとても楽しかったこと、作ってもらった屋久杉ブレスレットをかなり気に入っていることなど、お礼を伝えると、とてもうれしそうに聞いてくださり、最後に、屋久杉ブレスのワックスまでしていただきました。
色々とありがとうございました。
気持ちよく【武田館】さんを後にし、ガソリンを満タンにしてからレンタカーを返し、空港まで送ってもらいます。
時間は既に16時半になっていましたが、小さな空港なので、特に焦ることありません。
手続きを済ませ、待合室で時間まで待ちます。
搭乗開始は定刻より少し遅れの17時。
飛行時間も1時間半弱と短いのは本当に楽。
伊丹空港には、18時半頃到着です。
今回は、普通の観光旅行ではなく、後々までずっと記憶に残る貴重な体験ができた、思い出深い楽しい旅行となりました。
行き先を屋久島にして本当によかったです!
ということで!
随分長くなってしまいましたが、2017年夏休み屋久島旅行記は、これにて終了です。
完
2.旅行記➀/1日目
3.旅行記➁/海の胡汀路てぃーだ
4.旅行記➂/縄文杉登山の基本
5.旅行記➃-1/2日目 縄文杉登山第1部
6.旅行記➃-2/2日目 縄文杉登山第2部
7.旅行記➃-3/2日目 縄文杉登山第3部
8.旅行記➄/3日目 リバーカヤック
9.旅行記➅/4日目