今回紹介するのは、2019年(特に後半)、テレビでも特集が組まれたり、単行本の在庫が一部欠品で全巻揃わず、定価よりも高値で販売されていた時期があったりと、何かと話題だった漫画【鬼滅の刃(きめつのやいば)です。
作者は吾峠呼世晴(ごとうげこよはる)、2016年から週刊少年ジャンプにて連載中。
【オリコン年間コミックランキング2019】では、ランキング対象期間内の売り上げが、シリーズ初TOP10入りにして、いきなり第一位だったそうです。

今回も、前回の【NARUTO】に続き、春から中2になる娘がまとめてみました。

鬼滅の刃ってどんなお話?
話の舞台は日本の大正時代。
ある日、主人公の竈門炭治郎(かまどたんじろう)が、家を留守にした際、家族が鬼に殺され、唯一生き残った妹も鬼にされてしまいます。
その妹、禰豆子(ねずこ)を人間に戻すため「鬼滅隊」に入った炭治郎は、仲間と共に、自分よりも何倍も強い鬼に立ち向かいます。
その戦いの中で、何度もピンチに陥り、負けそうになるのですが、その度、立ち上がり、仲間と協力しあいながら、相手に応じた戦い方を学んで強くなっていきます。
簡単に言えば、「日本一悲しい鬼退治の物語」だと思います。
読もうと思ったきっかけは?
SNSで話題になっていたことや、仲の良い友達が読んでいて興味を持ったからです。
最初はたまたま兄が録画したアニメ版が残っていたのでそれを見ていました。
アニメだけでも十分楽しめたのですが、ある日、単行本には「買った人しか読めない裏表紙がある」ことや、アニメで放送されていたよりも先のストーリーの展開に興味が湧き、改めて漫画で最初から読みたいと思いました。
魅力・面白いところは?
主人公の炭治郎たちと戦う鬼自身にもそれぞれ鬼になった背景があり、それがとても悲しいのですが、炭治郎に倒され、改めて自分の過去と向き合い、最後はしっかり浄化されていくのもオススメポイントの一つです。
鬼だけでなく、登場するキャラクターたちの設定もとても凝っていて、それぞれ辛い過去があったりするのですが、その経験を生かして戦っているのがとてもかっこいいです。
時には、死ぬ気で頑張っている人にしか出てこない名言が出てきたりして、思わず考えさせられるものもあります。
読みながら、命をかけた人の言う言葉はやっぱり重みが違うなと感じました。

中でも私が一番ぐっときた言葉は、鬼滅隊に入るための最終選抜の際、炭治郎は本当に鬼に勝てるのだろうか?と心配している真菰(まこも)に、錆兎(さびと)が言った
「努力はどれだけしても足りないんだよ 知っているだろう それはお前も」という言葉です。

出典:鬼滅の刃第一巻より

やっぱり、テストで良い点数をとるためには勉強して努力することが必要です。
部活のテニスでも、上位番手をとるためには努力は惜しまず、練習することが必要だと思います。
でも、これまではどこか自分で「これだけ努力したからもうしなくても大丈夫でしょ」と思ってしまい、結果、気が抜けてミスしてしまうことも多々あって、やっぱり何においても努力に終わりはない、努力はずっとし続けなければならないものなんだなと感じ、自分の中でとても刺さりました。

他にも、すごくいいなと思っていることがあります。
それは、「人間関係」です。
正直、私は、今まで人間関係で、あまり良い思い出がなかったので、「鬼滅の刃」のキャラクターたちの人間関係の良さにとても尊敬しています。
上下関係もしっかりしていますが、戦いをしていく中で「仲間を思う気持ち」や「なんでも言い合える信頼関係」が深くなっていっていきます。
また、主人公の炭治郎と禰豆子の兄弟愛も強く、ピンチの際には、何度も二人の絆で乗り越えていて、兄弟ってすごいなと読むたびに感じます。
お互いになんでも言い合える関係はとても大事だと思うので、私も見習いたいと思いました。

最後に一言
緊張感のあるシーンはしっかり作画されているけど、ギャグっぽいシーンでは絵柄がガラッと変わってラフっぽい感じになっているのがとても好きで、全部堅苦しいだけでなく、息抜きみたいな感じもあるので飽きないし、読んでいてすごく楽しいです。
話題になるだけあって内容がとても面白く、読んでいて学べることがたくさんあるので、皆さんも是非読んでみてください!

娘ちゃん、今回もありがとう!
まだ読んでいないママも、話の内容や流れが理解できて、時間がある時に読んでみたくなったよ〜♪
小5の時の「NARUTOレビュー」より随分上手にレビューできるようになったね!
またオススメあったらよろしくね〜!

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