2013年から2017年まで「モーニング」に連載されていた【インベスターZ】は、タイトルの インベスタ-/Investor=投資家 、という言葉通り、投資やお金がテーマの作品です。
作者は、以前紹介した「ドラゴン桜」の三田紀房氏。
投資やお金の話なんて、大人ならともかく、子どもにはちょっと難しいんじゃない?と思われるかもしれません。
確かに、自分が子どもだった頃を思い返しても、そんなこと考えたこともなかったですし、「投資」なんて言葉も聞いたことがありませんでした。
時代は変わり、今や若いうちから色々な事で成功し、富を得ている方も増えました。
今や、ネットで簡単に株の売買ができるようになり、その気になれば、手軽に株や投資ができる環境に変わっています。
そういう意味でも、早いうちから、お金の流れや投資のことを知っているに越したことはないと思うのです。
でも、当然、学校でも教えてくれませんし、かといって、子どもに一から「投資」や「お金」について、わかり易くやすく説明できるか?と言われると、答えはNo!です。
そんな時に役に立つのが、この【インベスターZ】
漫画で読みやすく、お金の流れがつかめるのと、物語の主人公が、中高一貫の有名私立校に通う中学1年※の男子生徒なので、子どもでも興味を持てるんです。※連載スタート時
毎年東大100名、京大・北大・東北大の医学部にも多数進学、卓越した合格実績を誇る日本一の超進学校で、充実した寮も完備。
しかも、開学当初から入学金、授業料、寮費等、学校に関わる費用が全て無料。
それは、創設者である金七の遺言により財団が設立され、そこから必要な資金が捻出されているからと説明されている。
しかし、それはあくまで表向きな話。
実際は、学園の地下室で秘密裏に活動する各学年のトップの生徒達6名で構成された「投資部」が、学園が保有している数千億円の資産を運用し、その利回りで全ての経費を賄っているのだ。
物語は、5年ぶりに全教科満点という驚異的な成績で中学校に入学した「財前孝史」が、この「投資部」に半ば強制的に入部するところから始まる。
入部当初は、当然のことながら、投資に全く興味の無かった財前少年だが、次第に投資の魅力にハマっていき・・・
ということで、ここからは、私自身が感じた「インベスターZ」の魅力を、簡単に紹介していこうと思います。
投資以前に、そもそも「お金」とは?というところまで掘り下げて解説してくれたりするので、大人でも読んでためになる内容です。
年利8%を目標に毎年240億円の利益を上げています。
物語の冒頭、中学1年生の財前少年が、入部初日にとりあえず手始めに、と運用を言い渡された金額は100億円。
正直、ちょっとあり得ない額なのですが、そのスケールの大きさがまた面白い!
現実の話を随時取り入れながら、ベンチャーとは何か?ビジネスで最も大事なことは?等、凝縮して紹介してくれます。
個人的には、前澤友作氏の、究極の「無駄を省く」という考えが興味深かったです。
負けず嫌いで生意気な中学生「財前」と、どこか人間味に欠けるクールな大学生「慎司」、二人の若き天才投資家の「道塾投資部」存続をかけた、泥臭く、アツい戦いに目が離せません。
なので、こちらはよりリアルに見られます。
以上、簡単ですが、「インベスターZ」のオススメポイントを紹介してみました。
内容の他に、読みやすいポイントとしては、本自体が大判で、コマ割りも大きく、セリフも少ないので、一冊を読み終わるのも早いです。
参考までに、「ONE PEACE」と比べてみるとその差は歴然ですね。
株や投資というと、難しそうなイメージがありますが、少なくともこの本は、なんとなくしか知らなかった株、投資のことがよくわかる、とても読みやすい漫画で、株に興味が無い人が読んでも面白いと思います。
2.勉強・子育てにも役立つ「ドラゴン桜」
3.バスケ漫画と言えば「スラムダンク」
4.大人気「ONE PEACE/ワンピース」
5.ドラクエを元にした「ダイの大冒険」
6.わかり易い投資漫画「インベスターZ」
7.大人気「NARUTO-ナルト」
8.2019年話題作「鬼滅の刃」
9.「古見さんはコミュ症です」
10.“友情/努力/勝利”スポーツ青春物語「ハイキュー」